技術士 一次試験 対策にフリクションペンは便利 <技術士ニュース>

一次試験はマークシート式試験です。その準備段階では、過去問題集を使います。

どのような問題文が出題され、その文中で、どのように誤り箇所が作られるかを分析していくと、力がつきます。


なぜなら、一次試験では、過去問題からの出題率が高いからです。


ある年、間違いの選択肢として出題された文章は、その間違い箇所を正しくして、正しい選択肢として再出題されることがあります。


その逆に、正しい選択肢として出題された文章は、文章中のキーワードを別のキーワードと入れ替えたりして、間違いの選択肢にします。

そこで、わたしたちは、論点となる箇所に、下線を引いたり、正しい用語を書いたり、補足説明を加えたりと書き込みをします。

問題集を3回転ほどすれば、その書き込みのおかげで、理解もずいぶん進むことでしょう。


まさに、「過去問を繰り返すことは、資格試験対策」の王道なのです。


しかし、ここで、副作用というべき困ったことが起こります。

今度は、書き込まれた問題集の雰囲気だけで勉強したつもりになったり、答えそのものを暗記してしまったりして、4回目以降は、学習の効率が落ちてしまうのです。

そして、書き込みが邪魔になるなぁと思ってしまいます。

そのとき、ボールペンや蛍光ペンで書き込んでいれば、諦めましょう。

新しい問題集を買って、心機一転がんばることです。


シャーペンで書き込んでいれば、消しゴムで消して、再利用するか考えます。

時間がかかります。そして、案外、消す作業で親指が痛くなるものです。

フリクションペンで書き込んでいるのならば、ドライヤーの熱風をあてます。

そうすれば、インクが消えて、また、新たな気持ちで問題集に取り組めます。

そうです。フリクションペンのインクが熱で消える性質に着目するのです。


ちょっとした勉強の工夫のお話しでした。

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